字形パネルメニュー「標準字形に戻す」の仕様が間違っている
日本語版Illustratorの字形パネルメニューには、メニュー項目「標準字形に戻す」があります。
期待する「標準字形に戻す」の仕様:
選択文字からGSUBフィーチャーが取り除かれ、そのフォントのデフォルトグリフが表示される。ただしccmpのようなデフォルトで有効なフィーチャーは除く。InDesignはこの仕様。
現在の日本語版Illustratorの「標準字形に戻す」の仕様:
選択文字にGSUBフィーチャー「fwid」(等幅全角字形)が付与され、等幅全角字形のグリフが表示されてしまう。
標準字形の意味は、デフォルトグリフ(フォント内のcmapテーブルでマッピングされているグリフ)です。標準字形が「fwid」を意味することは決してありません。InDesignの仕様が正しく、Illustratorの仕様は間違っています。
おそらく字形パネルが実装された当初から間違っており、現在でも間違ったままです。ユーザーはこの間違った仕様にいつも苦しめられています。
Illustrator 製品フィードバックへのご協力ありがとうございます。
ご報告いただきました問題につきまして、再現を確認いたしました。
修正の状況などのアップデートがありましたら、こちらでご報告いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
Illustrator チーム
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monokano commented
スクリプトの「AlternateGlyphsForm.DEFAULTFORM」を適用すると、正常に標準字形に戻ります。字形パネルメニュー「標準字形に戻す」もこれと同じ結果にならなければいけません。
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monokano commented
v28(2024)も直っていません。
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monokano commented
v26(2022)で直りませんでした。
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monokano commented
再現手順:
日本語版 Illustrator CS v11 以降すべてのバージョンで発生する。1. 新規ドキュメントを作成
2. テキストツールで欧文数字「012」を入力
3. テキストツールで選択
4. フォントを「小塚ゴシック」に設定
5. 字形パネルメニュー「標準字形に戻す」を選択期待する結果:
欧文数字「012」はまったく変化しない。実際の結果:
欧文数字「012」が等幅全角字形「012」に変化してしまう。
なお、欧文数字「012」の文字コードは変わらず、グリフだけ等幅全角字形に置換されている状態である。