Adobe compからのAdobe illustratorへの移行について
iPad Pro(2017, 256GB, iOS15.3.1)でAdobe illustrator(iPad版)を使っている時に、文字挿入を行い、日本語で文章を打っていると(Apple純正のスマートキーボードを使用)、変換キーを押したタイミングで文章が壊れてしまいます。添付写真は、「変換した時に文字が壊れることがある」と打って、変換キーを押した場合の様子です。ここまで変換で壊れると、illustratorで文章をタイプすることは難しいです。
今回AdobeのiPad版アプリ刷新を受けて、Adobe Compの代わりになるものを探していました。MacbookではIndesignを使用してDTP(本番環境)を行なっていますが、クライアントとのミーティングにおいて、イメージを共有する場合、Adobe Compを使用して議論してきました。
Compからillustratorに移行困難と感じた理由は2つです。(1)上記の文章入力機能で変換のバグがある(テキスト挿入の挙動も安定しない)、(2)全体的に操作が遅い(特にプロジェクトを開くのに20-30秒はかかります)ことです。
今回の刷新では、(1)Adobe scan&Adobe PDF readerの併用、(2)Photoshop&Frescoの併用などでも、Adobe compと近い使い方ができるので、Adobe compの公式ではillustratorとExpress CCへの移行を推奨していますが、実際は(1)か(2)の方がAdobe compに近いと思います。
ただし、(1)(2)でも、DTPのような長い文章となると、かなりきついです。Adobe compは、もともとMac OSのinDesignにカンプを送信する機能があったこともあり、長い文章でも安定していました。Adobe compは文章を入力する上では貴重なアプリでした。
Adobeさん以外のiOSアプリも検討し、実際にAdobe Compの代用ソフトになりうるのは、Miroさんくらいかなと思いました。おそらくMiroのスクリーンショットをAdobe Acrobatに貼り付けてPDF化するフローになると思います。
もう一度Adobe Compのような軽量でパワフルなiOSアプリが出ることを期待しています。