バウンディングボックスでのオブジェクト調整時にプレビュー境界が利用されない。
macOS 13.6.3 iMac27inch(Intel/32GB mem/1TB Storage)/MacMini(M1/16GB mem/512GB Storage)
Illustrator ver.28.3
問題が発生したときに実行していた手順
1.環境設定で「プレビュー境界」のチェックボックスをオンにする。
2.「表示→バウンディングボックを表示」でバウンディングボックスの表示を有効にする。
3.100pt×100ptの矩形を描画し10ptの線幅を付ける。この状態では変形パネルのwとhはそれぞれ110ptと表示されている。
4.3の矩形の任意のコーナーをドラッグするためにマウスポインタを近づけプレスした瞬間にバウンディングボックスがプレビュー境界基準から線幅を参照しない状態となり線幅の分拡大された状態からの調整となる。
想定していた結果
プレビュー境界が有効な状態でバウンディングボックスを操作できる。
実際の結果
バウンディングボックスでの調整を行おうとしている間はプレビュー境界が無効になった状態での操作になる。
2020(ver24)以降「プレビュー境界を使用」をチェックしている場合バウンディングボックスは線幅を含めた状態で表示されますが、そのバウンディングボックスを利用して拡大・縮小を行おうとした場合、ver23までのバージョンと同様にプレビュー境界を使わない状態での調整となります。そのため、バウンディングボックスの任意のコーナーをプレスした瞬間にオブジェクトが自動的に拡大された状態からのスタートとなります。この状態では微調整は難しく、運用上はプレビュー境界をオフにしないとバウンディングボックスによる調整はできないと考えます。