ビットマップ系の効果を適用したオブジェクトをコピーする際に低解像度で処理される
macOS13.6.3/iMac27inch/intel/AMD Radeon5300 4GB
Illustrator ver.26.5〜
再現手順
1.環境設定で「リアルタイムの描画と編集」をオンにする。
2.任意のオブジェクトを作成し、「効果→スタイライズ→ぼかし」を適用する。
3.グループ選択ツールで選択しドラッグを開始。ドラッグ中はリアルタイム描画の低解像度表示となる。
4.ドラッグ中にoptionキーをプレス。そのまま任意の位置までいどうする。
5.ドラッグを終了すると当該オブジェクトがコピーされる。通常の移動ではドラッグ終了時に適切な解像度でのレンダリングが行われるが、途中からoptionキーをプレスした場合適切なレンダリング結果とならずリアルタイム描画の状態のままとなる。
期待する結果
通常の移動時と同様適切な解像度での結果表示となる。
実際の結果
移動中の低解像度の表示のままの結果が得られる。
回避方法。
「リアルタイムの描画と編集」を外してリアルタイムの描画をさせないか、ドラッグ開始前にoptionキーを押しておく。
この挙動は最終的に行われる実際の解像度でのレンダリングが行われない事による不具合かと考えられます。この影響は
スタイライズに含まれる「ぼかし」「ドロップシャドウ」「光彩」や3Dとマテリアル等のビットマップレンダリングが伴う処理で出ます。今回はoptionショートカット利用のコピーという条件ですが、他にも発生条件が存在するようにも思います。
何にしろ、低品質でデータが保持されると印刷事故に直結します。早急にご対応頂きたいものです。