リンク切れしたEPSを「ファイルを開く際に置き換え」すると、保存後の再オープンで画像が一枚画像化される
発生環境
OS:macOS
Illustrator:30.6
ファイル形式:AI
リンク画像:EPS
症状
Illustratorファイルを開く際、リンクしていたEPS画像が見つからない場合に表示される「リンクされたファイルが見つかりません」等のダイアログで、「置き換え」から別のEPS画像を指定すると、その場では正常に編集できます。
そのままAIファイルを保存してIllustratorを終了し、同じファイルを再度開くと、画像が正常なリンク画像として扱われず、ファイル全体が一枚の画像のような状態になってしまいます。
最初に開いたときは、Illustratorの通常の編集機能が使用でき、保存も正常に完了するため、保存直後には異常が分かりません。再度ファイルを開いたときに初めて問題が確認できます。
再現手順
AIファイルにEPS画像をリンク配置する。
AIファイルを保存する。
リンクしているEPSファイルを移動または名前変更し、リンク切れの状態にする。
IllustratorでAIファイルを開く。
リンク切れのEPSについて表示される「置き換え」で、新しいEPS画像を指定する。
Illustrator上では正常に表示され、通常どおり編集できることを確認する。
AIファイルを保存する。
Illustratorを終了する。
同じAIファイルを再度開く。
画像が一枚画像化されたような状態になり、正常なIllustratorデータとして扱えなくなる。
正常に動作するケース
以下の場合には、この問題は発生しません。
Illustratorを開く際に「置き換え」を選択せず、「無視」してファイルを開く。
ファイルを開いた後、リンクパネルからEPSを置き換える。
元のEPSをそのままリンクした状態で保存・再オープンする。
EPSを削除し、新しい画像を「新規配置」する。
EPSをTIFFに変換してリンク配置する。
PSD画像を、ファイルを開く際の「置き換え」で指定する。
新規作成したAIファイルに画像・背景・文字を配置し、EPS 1個を開く際に置き換える。
複数のEPSで再現
特定のEPSファイルだけの問題ではありません。
複数の異なるEPSファイルについて同じ操作を行うと、同様の問題が発生しました。
また、複数の画像を配置したAIファイルでは、複数のEPSを開く際に「置き換え」で指定した場合にも問題が発生しました。
一方で、新規作成した単純なAIファイルにEPSを1個だけ配置した場合には再現しないケースもありました。
別のIllustrator環境でも再現
この問題が使用しているMac固有の問題ではないことを確認するため、別の環境でも検証しました。
別のユーザーの環境:
Illustrator 30.2.1
同じように、AIファイルを開く際にリンク切れしたEPSを「置き換え」で指定すると、保存時に
「保存を試みましたが失敗しました」
というエラーが表示され、保存できませんでした。
さらに、別のEPSファイルでも同様の保存エラーが発生しました。
また、以前使用していたIllustrator 2025でも、同様の操作で「保存を試みましたが失敗しました」というエラーが発生していました。
重要な点
以上の検証から、以下の可能性は低いと考えています。
特定のEPSファイルの破損
特定のAIファイルだけの破損
古いバージョンで作成された台紙だけの問題
使用しているMac固有の問題
特に、異なるEPSファイル、異なるAIファイル、異なるIllustratorバージョン、別のMac環境でも同様の現象が確認されています。
現時点では、
「リンク切れしたEPSを、AIファイルを開く際のダイアログから『置き換え』で再リンクする処理」に関連したIllustratorの不具合
ではないかと考えています。
なお、ファイルを開いた後にリンクパネルから同じEPSを置き換える方法では正常に動作します。
調査・修正をお願いいたします。
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tdx 様
ご報告またご検証いただきありがとうございます。
可能であれば、画像が一枚画像化された状態のビデオをアップロードいただけませんでしょうか。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。Thank you again for verifying and reporting this.
If possible, could you please upload a video showing the image frozen on the screen?
We appreciate your cooperation.