Character colors set for character/paragraph styles loaded from another document are lost when the file is saved and reopened.
別のドキュメントから読み込んだ文字スタイル・段落スタイルに設定された文字カラーは,ファイルを保存して再度開いたときに失われてしまいます。
macOS & Windows OS, Illustrator all versions
再現手順
① ドキュメント上で段落スタイルを新規作成し,文字カラーを設定後,保存する。
② 別のドキュメントの段落スタイルパネル「段落スタイルの読み込み…」より,①.ai を読み込む。
③ 読み込んだ段落スタイルを適用したテキストオブジェクトを作成し,保存する。
④ ③のドキュメントを再度開く。望む結果: ①で設定した文字の色が,段落スタイルの「文字カラー」に設定されている。
実際の結果: 段落スタイルの「文字カラー」は「なし」になっている。
読み込んだスタイルを適用したテキストオブジェクトの見た目は黒くなり(カラースペースがDevice Grayになり),カラーパネルの表示は「?」になります。
上記手順では「段落スタイル」について書いていますが,「文字スタイル」で設定した場合も,同様の不具合が発生します。
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monokano commented
★よりシンプルな再現手順
ドキュメントAを作成する
A-1. 新規ドキュメント作成
A-2. 新規文字スタイルを作成
A-3. 文字カラーの塗りと線を設定変更する。黒以外のカラーにすると分かりやすい
A-4. 保存して閉じるドキュメントBを作成する
B-1. 新規ドキュメント作成
B-2. 文字パネルメニューから「文字スタイルの読み込み...」を選択
B-3. ドキュメントAを選択して文字スタイルを読み込む
B-4. 保存して閉じる
B-5. 再度開くB-5で文字スタイルの文字カラー設定が塗りと線とも「なし」に変わってしまいます。
★補足説明
この文字スタイルをテキストオブジェクトに適用すると、塗りと線がとも黒になります。しかしこの黒はIllustratorで直接扱えないデバイスカラースペースのDeviceGrayであり、アウトライン化するとカラーが消失してしまいます。
つまりこの不具合は、「文字カラーをデフォルトから変更した文字スタイル」を他のドキュメントから読み込んで保存すると文字カラー設定がDeviceGrayに変わってしまう、ということだと思われます。
そして文字スタイルだけでなく、段落スタイルにも同じ不具合があります。
★発生するバージョン
2020(v24)からこの不具合が確認できました。
なお、文字/段落スタイル機能が搭載されたCS(v11)からCC2019(v)では、上記再現手順でさらに異様な現象が発生します。推測ですが、この不具合を直したつもりが別の不具合を招いてしまったのかもしれません。
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kata1963 commented
実際の結果であるAIドキュメントとカラースペースを示すスクリーンショット(Acrobatのプレビュー)です。