ドロップシャドウの一部だけが解像度が低い
macOS Catalina (Ver. 10.15.7)
Illustrator 2021
ラスタライズ効果設定の解像度が「350ppi」に設定されている状態で、複数箇所でドロップシャドウを使用しているファイルがあり、作業前はすべてのドロップシャドウが正しい350ppiの状態(表示)だったが、編集作業終了時に1箇所だけドロップシャドウの表示が、72ppi程度の解像度に変わっていた。
色々と動作検証をしてみましたが同様の状態にできず、原因不明です。
低解像度のドロップシャドウ部分は表示のみではなく出力した際も低解像度のままとなっており、ドロップシャドウ部分に変更を加えたり、コピペしたりすると正しい表示に戻るようです。
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Ten_A commented
macOS13.6.3(Sonomaでも同様のもよう)/Imac27inch(Intel/AMD RadeonPro5300/4GB)
Illustrator ver.27以降再現手順
1.環境設定の「パフォーマンス→リアルタイムの描画と編集」のチェックを入れる。ドキュメントラスタライズ効果設定は高解像度(300dpi)に設定しておく。
2.ドキュメント上に任意の図形を作成し塗りを設定する。
3.作成した図形を選択した状態で「効果→スタイライズ→ぼかし」を適用する。
4.効果を適用したオブジェクトの塗りの色を変更する。
5.ぼかし部分が低解像度でレンダリングされる。期待する結果
ドキュメントのラスタライズ効果設定の通り高解像度でレンダリングされる実際の結果
低解像度でレンダリングされピクセルの状態が確認できる。プリントやPDFを書き出す際も低解像度の状態で処理される。回避方法
環境設定→パフォーマンス→リアルタイムの描画と編集のチェックボックスを外しておく。この不具合はmacOSにてパフォーマンスの低いGPUでの処理落ちではないかと考えます。元来このリアルタイムの編集と描画は処理落ちを検知して自動的にオフになる機能だったと思いますが、検知が出来ていないか処理の切り替えが出来ていないのではないでしょうか。
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RYO commented
コメントありがとうございます。
質問に対して回答いたします。1. 「検証したが同様の状態にできず」ということですが、問題が発生したのは当該データのみですか?
A:はい、現在は当該データのみとなります。
実は似たようなことは前にもありましたがデータが残っていません。2. 問題が発生するデータを他のマシンで開いても再現しますか?
A:はい、他のMacで開いても同様の状態でデータが開きます。
3. 検証用に再現データをご提供いただけますか?
A:添付いたしますのでご確認下さい。